USBデバイスの動作設定

このページでは、デバイスサーバに取り付けたUSBデバイスを使用する際に、SX Virtual Linkで設定できる個別の動作設定について、説明しています。


1.操作ウインドウに表示する名称を変更する

2.USBデバイス検出時にUSBデバイスに自動接続する

3.USBデバイスの異常切断時にUSBデバイスに再接続する

4.接続時にアプリケーションを起動する

5.切断要求に自動で応答する

6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法

1.操作ウインドウに表示する名称を変更する

SX Virtual Linkの操作ウインドウに表示されるUSBデバイスの名称は、USBデバイス本体に登録されている名称を表示しています。
SX Virtual Linkではこの名称を任意の名称に変更して管理することができます。

操作ウインドウに表示されるUSBデバイスの名称変更はプロパティダイアログの「全般」タブで行います。
プロパティダイアログの操作方法については「6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法」を参照してください。


  • 名称を変更しても、USBデバイスに登録されている名称は変更されません。
    また、変更した名称は、変更をしたパソコンでのみ有効となり、他のパソコンには変更した名称は反映されません。

2.USBデバイス検出時にUSBデバイスに自動接続する

SX Virtual Linkでは、USBデバイス検出時にUSBデバイスに自動接続するよう設定することができます。
特定のUSBデバイスについて、1人のユーザが占有して使用する場合には、自動接続機能を使用することでSX Virtual Linkでの接続操作を行うことなくUSBデバイスを利用することができます。

USBデバイスの自動接続機能はプロパティダイアログの「接続」タブで設定します。
プロパティダイアログの操作方法については「6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法」を参照してください。


  • すべてのUSBデバイスに対して自動接続を行う場合は、SX Virtual Linkの環境設定で「新しいUSBデバイスを検出したときは自動的に接続する機能を有効にする」の設定を有効にします。詳しくは「SX Virtual Linkの環境設定」を参照してください。

3.USBデバイスの異常切断時にUSBデバイスに再接続する

SX Virtual Linkでは、USBデバイスと接続中にUSBデバイスとの通信異常が発生し、USBデバイスとパソコンの間の通信が途絶えた際に、自動で再接続するよう設定することができます。

USBデバイスの異常切断時の再接続機能はプロパティダイアログの「接続」タブで設定します。
プロパティダイアログの操作方法については「6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法」を参照してください。

この設定は、設定が完了した後にUSBデバイスに再接続した時点から有効になります。


  • 再接続設定を行っても、通信異常が発生した際のUSBデバイスやパソコンの状態によっては、再接続ができない場合があります。この場合は、パソコン、USBデバイス、デバイスサーバを再起動する必要があります。
  • この設定は想定外の通信異常が発生した際の通信回復を前提としています。SX Virtual LinkでUSBデバイスに接続している間は、故意にUSBデバイスの取り外しなどは行わないでください。

4.接続時にアプリケーションを起動する

SX Virtual Linkでは、USBデバイスに接続した際に、任意のアプリケーションを自動的に起動することができます。
スキャナに付属の画像読み取りソフトやミュージックプレイヤに付属の音楽管理ソフト、ストレージメディアに付属のバックアップソフトなど、USBデバイスに付属しているアプリケーションを登録しておくと、SX Virtual LinkでUSBデバイスに接続するだけで登録したアプリケーションが自動で起動しますので、操作がスムーズに行えます。

アプリケーション自動起動はプロパティダイアログの「接続」タブで設定します。
プロパティダイアログの操作方法については「6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法」を参照してください。

この設定は、設定が完了した後にUSBデバイスに再接続した時点から有効になります。


5.切断要求に自動で応答する

SX Virtual Linkでは、他のユーザからUSBデバイスの切断要求を受信した場合、自動で使用権を譲ることができます。

切断要求の自動応答はプロパティダイアログの「切断」タブで設定します。
プロパティダイアログの操作方法については「6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法」を参照してください。


6.USBデバイスのプロパティダイアログの操作方法

前述した各USBデバイスに対する動作設定はUSBデバイスのプロパティダイアログで行います。

プロパティダイアログの操作方法について説明します。

  1. SX Virtual Linkの操作ウインドウで設定するUSBデバイスを選択してプロパティボタン をクリックします。

  2. プロパティダイアログの「全般」タブが表示されます。「全般」タブでは表示名称の設定ができます。

    名前 SX Virtual Linkの操作ウインドウに表示するUSBデバイスの名称を設定します。
    機能の詳細は「1.操作ウインドウに表示する名称を変更する」を参照してください。
    デバイスサーバ情報 デバイスサーバのWebページを開きます。
    Webページでは、デバイスサーバの各種設定を行うことができます。
    デバイスサーバの各種設定に関しては、デバイスサーバのマニュアルを参照してください。
  3. 「接続」タブをクリックすると各種動作設定を行うことができます。

    USBデバイスを検出したときは自動的に接続を行う この項目にチェックが入っているUSBデバイスを検出した際に、自動的に接続します。
    機能の詳細は「2.USBデバイス検出時にUSBデバイスに自動接続する」を参照してください。
    接続中に異常が発生したときは自動的に再接続を行う USBデバイスとパソコンの間で通信異常が発生して通信が途絶えた際に自動的に再接続します。
    機能の詳細は「3.USBデバイスの異常切断時にUSBデバイスに再接続する」を参照してください。
    接続時に指定アプリケーションを起動する USBデバイスと接続した際に、指定したアプリケーションを自動的に起動させます。
    また「アプリケーション終了時に自動的に切断する」を有効にすると登録したアプリケーションを終了した際に、自動的にUSBデバイスとの接続を切断することができます。
    機能の詳細は「4.接続時にアプリケーションを起動する」を参照してください。
  4. 「切断」タブをクリックすると、切断要求を受信した際の自動切断に関する設定を行うことができます。

    切断要求の受信時に自動切断を許可する 他のユーザからUSBデバイスの切断要求を受信した場合、自動で使用権を譲ります。
    機能の詳細は「5.切断要求に自動で応答する」を参照してください。

    ※本設定を有効にすると切断要求を受けた場合、USBデバイスが使用中であっても強制切断します。
    自動的に接続するまでの時間 「切断要求の受信時に自動切断を許可する」を有効にした場合、使用権を自動的に譲るまでの時間を設定することができます。
  5. 設定が完了したら「OK」をクリックします。


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